良トレ 安藤貴通のパーソナルトレーニング

2011年6月2日木曜日

仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか より抜粋

ビジネスパーソンがこれからの時代を生き残るのに有益なスキルは、「英語」「IT」「金融知識」とよく言われる。私はここに「筋肉」を加えたい。筋肉を鍛えることは、いまや単なる趣味やレクリエーションではなく、「将来的に大きなリターンを生む自己投資」である。時代を察知する能力の高いビジネスパーソンは、すでにそのことに気づいて、仕事に取り組むのと同じぐらい熱心に、筋肉を鍛えることに時間とお金を投資している。

では優秀なビジネスパーソンが、トレーニングにおいても成功を収めることができるのはなぜなのか。それは、トレーニングの目的を明確にする→有効で現実的な目標を、期限と数値で設定する→目標達成のためになすべきことを具体的な行動に落とし込む→行動を継続するための仕組みをつくる→実行する ということが出来ているからだ。

トレーナーをつければ目標達成の方法が明確になると述べた。しかしそれは決して「短期間で効果が上がるわけではない」ことを、強く言っておきたい。むしろ、短期間で効果が上がらないこそ、トレーナーをつける意味があるのだ。これまで何度も述べてきたように、トレーニングは、何年も長く続けることでやっと効果が出る。

もっと端的に言えば、トレーナーからは、「○月○日○時~」というようにアポイントを入れて指導を受けるわけだから、その時間には何があってもジムに来なければならない。パーソナルトレーナーにはそれだけの存在意義がある。